アルパインのディスプレイオーディオ【DAF11Z・DAF9Z・DA7Z】は「安い！使い易い！音質最高！でカーナビ不要の時代がキタ！？」

ディスプレイオーディオの過去と現在

ディスプレイオーディオとカーナビの違い

業界関係者や車好きな方なら、

「ディスプレイオーディオ（DISPLAY AUDIO）以下：DA」と聞けば分かるでしょうが、

一般の方、特に女性やご年配の方には「DA」の認知度はまだまだ低いと思います。

一見は一般的なカーナビに似てますが、「DA」とカーナビは似て非なる物であります。

スマホを繋いで様々な機能が使える「ディスプレイオーディオ」
本体内部に様々な機能が搭載されてる「一般的なカーナビ」

およそ3年前までは、

オーディオレス仕様の車にディーラーオプションのカーナビや、

ALPINEを始め社外のカーナビを付ける事が当たり前でした。

しかしながら最近では、

スマホやサブスクの普及に伴い「DA」が主流になって参りました。

2020年・3年前のお話

今からおよそ5年前、

私はマイカーにヴェルファイアを購入しました。

子供もまだ小さかったのでミニバンが必要だったのもありますが、

ある意味車より魅力的だったALPINEのカーナビであるビッグX11が装着できるので、

ヴェルファイアを購入したと言っても過言ではありませんでした。

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お店でも30系のアルファード・ヴェルファイア（以下：アル・ヴェル）と、

ALPINEのビッグX11の組み合わせは価格の割に性能や機能も充実しており、

私だけでなく日本中の販売店さんで良く売れていました。

しかし！

およそ3年前、自動車販売店やカーナビメーカーを震撼させた出来事がありました・・・

それは、

30系アル・ヴェルのマイナーチェンジの際、

急遽9インチ「DA」が強制的に装着、

オーディオレス仕様のアル・ヴェルの新車販売は一切出来なくなりました。

丁度この頃、アル・ヴェルの9インチ「DA」について書いた記事があります。

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30系アル・ヴェルの9インチ「DA」強制装着に伴い、

アルパインをはじめ社外ナビの取付は基本的に不可能となりました。

カーナビで使えるCD・DVD・TV・ナビ等の機能が当たり前だった3年前、

強制的に装着されたアル・ヴェルの9インチ「DA」は物凄くとっつきにくい代物でした。

理由は、

ナビ・TV・CD・DVDについては別売りオプションを買わないと使えない
11型が収まるパネルの割に画面が9型と小さい
リアモニターとHDMI接続でないので前後別ソースの再生が出来ない

こんな感じです。

単にメーカーが9インチのナビを標準装着しただけなら、

「メーカーの囲い込み作戦か？」ぐらいに思えたのですが、

アル・ヴェルの9インチ「DA」は、

そもそも9インチの画面ではあるものの中身がカーナビでは無い物だったので

機能満載で画面も大きいALPINEのカーナビと比べるとかなり残念な代物でした・・・

ですので、アル・ヴェルに標準装備の9インチ「DA」がとても悪く思えてしまいました。

更に、アル・ヴェルに標準装備の9インチ「DA」は基本的に取り外す事が出来ないという鬼畜仕様・・・・

（一部ショップで「DA」を移設して社外ナビを装着する方法があるも高額）

しかしながら、

そんな当時のディスプレオーディオにもメリットがありました。

ナビ・TV・CD・DVD等の機能が全く要らない方には標準装備という事もあり安上がり。
バックカメラは標準装備。

という方には良いのでしょうが、

そもそもアル・ヴェルはファミリーカーですのでこの様な方は非常に稀でしょう・・・

しかし！

そんな9インチ「DA」にも力強い機能がありました！

スマホ等を繋いで「Apple Car Play」・「Android Auto」のアプリを使えば、
ディスプレイでGoogleナビが使え、Amazon Music等のサブスクで音楽再生が可能！

「DA」が未だ世に浸透していない頃に、

大人気ファミリーカーであるアル・ヴェルに付けたってのがマズかったのと、

カーナビとしての機能が全然未熟だったのが30系アル・ヴェルの「DA」の欠点でした。

2023年・現在のお話

そして時は流れ2023年現在・・・

私はホンダのN-VANを通勤用にと購入しました。

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私のN-VANはあくまで通勤用の車なのでナビもそんなに高いのは要りません。

最悪ナビもオーディオも無くても良いぐらいなのですが、

私のN-VANはバックカメラが標準装備なので、

なにかしらのモニターは必要だと考えました。

この次の回で詳しくご案内致しますが、

ホンダの新車買う時の注意点である、

「ナビ装着スペシャルパッケージ問題」

がありますので純正ナビを買わなければと思っていました。

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一番高いカーナビが画面も大きく機能も充実で良いのは当たり前の話ですが、

今回のN-VANはあくまで通勤用の車。

ここは節約で純正ナビの一番安いやつを買おうと考えておりました・・・

等と考えていると、

と思いつきました！

しかしながら・・・

Amazonで安いディスプレイオーディオを検索すると、

安いのは聞いた事の無いようなメーカーの「DA」ばかり・・・

そんな折、

Amazonでめっちゃ聞いた事あるメーカーの「DA」見つけました！

余談ですが・・・

我が家の新型クラウンクロスオーバーの「DA」です。

自分的には気合を入れて買った高額車です。

そんな高額な車についている「DA」が安物の訳はありません。

そんな高級「DA」でも使ってみて残念なポイントがありました。

それは、

2台のスマホをBluethooth接続した際、毎度ではないものの、片方は早くつながるのに片方は接続されなかったり、接続されるまでのスピードが遅く感じたり少しストレスでした

クラウンの「DA」でもこんな感じですので、

ALPINEと言えども価格的には安いALPINEの「DA」過度な期待はしておりません。

スマホ等との相性？等もあると思うのであくまで通勤用の車用ぐらいに思っておりましたが・・・

ALPINE「ディスプレイオーディオ」Zシリーズ・レビュー

ラインナップ

先ずはZシリーズのラインナップからです。

大画面サイズの「ビッグDA」が、11型【DAF11Z】と9型【DAF9Z】、汎用性の高い7型【DA7Z】の3種類

がラインナップされております。

余談ですが、

Vシリーズという一部HDMI入力端子が無かったり、ドラレコ連携が出来なかったりと簡素化されたVシリーズという安価モデルが存在します。

Vシリーズはアルパインストア限定モデルでAmazon等の一般サイトでは購入出来ません。

※DAF11Z / DAF9Zは別売の電源コード（KCE-GPH16）が必要です。

DA7Zは電源コードが付属しております。

ただのディスプレイオーディオではない？

まず基本的なディスプレイオーディオとしての機能ですが、

・スマホの地図アプリを画面に映しカーナビとして使用
・タッチパネルでナビやオーディオの操作
・音声アシスタンス操作
・スマホの音楽アプリで音楽再生
・ハンズフリー通話＆メッセージの送受信
・AM/FMラジオ

これらはどんな「DA」でも使える基本的な機能です。

これらに加え、

アルパインの「DA」Zシリーズでは更に性能の向上と機能が拡大されます。

ALPINE・Zシリーズのココがすごい！

ハイレゾ対応で音がすごい

これは【DA7Z】を使ってみて最初の感想ですが、

特にイコライザー等の音の設定をいじった訳でもなく、

装着したままの状態でamazon musicを再生しての話です。

それもその筈でした！

「オート サウンド ウェブ グランプリ 2022」という賞で、

最高評価であるGold Awardを授賞というから納得です！

Auto Sound Web Grand Prix 2022：アルパイン ビッグDA DAF11ZがGold Awardを獲得した理由

iphoneならワイヤレスでAppleCarPlay接続が可能

30系アル・ヴェルに装着されている純正の「DA」を始め、

初期の頃はスマホ等と「DA」をライトニングケーブル等の有線で接続しないと、

AppleCarPlayやAndroidAutoに接続が出来ませんでした。

それがアルパインの「DA」ZシリーズはAppleCarPlayのみ無線で接続可能です！

出来るぞHDMI接続＆ダブルゾーン！

別売HDMIケーブルを接続で、

ディスプレイにYoutubeやAmazonビデオをミラーリング（映す事）する事が可能です。

HDMIで接続されているリアモニターがある場合、

片方のスマホでApple Car Playでナビ表示・Amazon music等で音楽再生、
もう片方のHDMI接続したスマホをミラーリングしてリアモニターで動画再生

が可能だそうです。

実機で確認した訳ではありませんが、

ALPINEの公式Youtubeにて公開されておりました。

輸入車等の1DINタイプにも対応

一般的なカーナビは2DINサイズと言って、

昔で言う薄型のCDデッキ2個分のスペースを使います。

殆どの車がナビを装着する為に2DINサイズのスペースが設けられていますが、

輸入車や軽トラなど一部車種は未だ1DINスペースしか無い車も多数存在します。

しかしながら、

アルパインの「DA」Zシリーズは画面は大きいものの本体は1DINサイズなので、どんな車種にも取付が可能です！

Bカメラ・ドラレコ・リアモニター等と組み合わせ自由

車種によってもユーザーによっても使いたい機能は千差万別、必要な機器との接続が可能です！

バックカメラ

ステアリングリモコン

詳しくは適合表をご覧ください。

地デジチューナー

※TVチューナーはアナログ接続です。

　HDMI接続のリアモニターに映像を映す事は出来ませんのでご注意ください。

リアモニター

ドライブレコーダー

デジタルミラー

車種専用チューニングで使い勝手が激変

簡単にご説明しますと、

あくまでアルパイン「DA」Zシリーズは汎用品ですので、

バックカメラや音の設定はデフォルト状態となっております。

そこで、

車種専用チューニングデータのダウンロードページから車種ごとのデータをダウンロード、そのデータをZシリーズにインストールする事で、その車にあったバックッカメラ映像、音の設定、エンジン始動時にオープニング画面を出す事が可能となります。

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車種専用ダウンロード

ALPINE「DA」Zシリーズのここがチョット残念

スマホさえあればなんでも出来て、

ハイレゾ音源対応で音も良く、

汎用性が高くどんな車種でも取付可能で、

拡張性も豊富で様々な用途に機能を拡張出来るという、

正に死角なしのアルパイン「DA」Zシリーズ！

なのですが・・・

実際に使ってみてチョットな部分がありましたのでご案内致します。

まず最初に、

ディスプレイに付く指紋が目立つ事です・・・

これは別売、「液晶画面保護用の指紋防止ARフィルム」を買えば解決するのですが、

このフィルムがチョットだけ高いかなと思います💦

それともう1点、

私の様に特に11型や9型の大画面サイズのモデルは不要で、

なるべく価格を抑えたいので7型の【DA7Z】が欲しいと言う方に限りですが、

本体サイズが200mmの7型ワイド幅でないので、

主にホンダ以外のオーディオレス車に取り付けると左右に隙間が出来る事です。

そんな他愛もない事ですが、チョットな部分をご紹介しました。

それでもアルパインの「DA」Zシリーズは、

これからのカーオーディオビジュアルの歴史を変える製品と言っても過言ではないような気がします。

そんな事を思っていると！