当記事では、
前々回の「外装編」、前回の「内装&装備編」に続き、
【クラウン クロスオーバー】の「安全装備」をレビューします!
前々回はコチラ
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【クラウンクロスオーバー G アドバンスト・レザーパッケージ】外装レビュー「納車が早かった理由とは?」
2022/10/15 TOYOTA
前回の記事はコチラ 220系クラウンから使われている「プレシャスホワイトパール」は、 トヨタ車によく使われている「ホワイトパールクリスタルシャイン」に比べ、 光の当たり具合では極めて薄いシルバーっぽい ...
前回はコチラ
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【クラウンクロスオーバー G アドバンスト・レザーパッケージ】内装&装備レビュー「内装だけ見たらクラウンとは別の車?」
2022/10/16 TOYOTA
外装編はコチラ ・クラウンのカタログの順番に添ってご案内しております。・先日まで乗っていた30型アル・ヴェル(アルファード・ヴェルファイア)との比較も交えてレビューします! 内装レビュー 私は標準仕様 ...
まだまだ街中では殆ど見かけない新型クラウン クロスオーバーですが、
実際に所有してみて、
私的にはデザインや装備よりも安全装備に驚かされました!
「未来はすぐそこまで来てます!」
と言うと大げさかもしれませんが、
ほんの10年前ぐらいまでは自動ブレーキの類はごく一部の限られた車種だけに装備されており、
自動運転なんてものはドラエモンの世界ぐらいに思っておりましたが、
営業マン目線でも、もはや当たり前の時代になったと日々感じております。
因みに、自動ブレーキの歴史についてざっとご説明しますと・・・
自動ブレーキいつから?
・自動ブレーキは俗称で、正式名称は衝突被害軽減ブレーキ
・国産車では2008年にスバルがアイサイトをレガシィで初採用
・次いで2012年にマツダがスマートシティブレーキサポート、ダイハツがスマートアシストを採用
・2013年3月にスバルが保有していた特許が20年を迎え権利終了
・2017年にトヨタがトヨタセーフティセンスを採用
・2020年には95.8%の普及率に達した
そんな自動ブレーキの名称は各メーカーごとに違う訳で、
自動ブレーキに追従して様々な安全装置が各メーカーで発表されておりますが、
さらにその名称もメーカーごとに違っております💦
例えば、
アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポートという長い名称だったり、
SCBSという覚える事が難しい略称だったりと・・・
車屋の私でもよく混乱します💦💦💦
あれやろ~
リアクロスなんちゃらとか、
BSMとか・・・
苦手やわ~💦
メーカーごとに名称が違うからみんな混乱するねん・・・
機能はだいたい一緒やねんけどな~💦
ですので!
今回は私のクラウンを使いトヨタの正式名称ではなく、分かり易い名称に替えて各機能をご案内致します✨
今お乗りのお車に装備されている安全装置と比べてみたり、
これから検討しているお車の安全装置との比較材料に使って頂ければ幸いです。
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殆どのグレードに装備可能な安全装置
最下位グレードのクロスオーバーXには「ITS Connect+ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」がメーカーオプションだったりと、グレードごとの装着可否はカタログ等で必ずご確認下さいませ。
声で車を操作可能
Hey!TOYOTA!運転席の温度を上げて!
みたいな感じで操作出来ます✨
Hey!Siri!的な・・・
ちょっと恥ずかしいなw
トヨタ初!最初から前後ドラレコが付いてる
※CROSSOVER Xのみ設定無し
映像をSDで取り出し、Wi-Fi経由でスマホで再生も可能です!
最初から付いている一番のメリットは、ガラス周りがさっぱりする事かと✨
全車種ドラレコが標準装備は無いやろうけど、
そうなったらドラレコ屋さん大損失やな💦
バイク以外は朝でも夜でも止まる自動ブレーキ
正式名称
プリクラッシュセーフティ(歩行者[昼夜]・自転車運転者[昼夜]・自動二輪車[昼]検知機能付衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)
少し前までは自動車のみ対象だったのが、
今回のクラウンでは夜間のバイク(自動二輪車)のみ対象外とは言え、
それ以外は検知し衝突回避を支援してくれます。
その他にも進化しているポイントが沢山ありますよ✨
交差点の歩行者を検知し自動ブレーキ
交差点での出会い頭時の検知と自動ブレーキ
低速時の歩行者、自転車、車両を検知して自動ブレーキ
進化した車線はみ出すと警告&ステアリング支援機能
正式名称
レーンディパーチャーアラート[LDA]
車線だけでなく、アスファルトと草・土などの境界や縁石、
ガードレールなどの構造物も認識対象としてシステムが作動します。
歩行者や駐車車両を避けるための意図的な車線逸脱と判断した場合は、
車線逸脱警報機能/ 車線逸脱抑制機能の作動を抑える機能を採用しました。
また、ブラインドスポットモニター[BSM]装着車は方向指示灯の点滅中であっても、
隣の車線を走行中の車両と衝突する可能性があると判断した場合、
車線逸脱警報機能/ 車線逸脱抑制機能が作動し、音声でお知らせします。
https://toyota.jp/crown/
車線はみ出し時、けっこうな感触でハンドルがブルブルします!
赤信号を教えてくれる
正式名称
ロードサインアシスト[RSA]
単眼カメラで認識した道路標識をディスプレイに表示してくれるのは当たり前になってきましたが、
クラウンの場合、赤信号を見落として交差点に進入するとシステムが判定した場合、
ディスプレイの点滅表示やブザーにより注意を促してくれます。
部分的に自動でハイビーム
正式名称
アダプティブハイビームシステム[AHS]、
オートマチックハイビーム[AHB]
自動的にロービームとハイビームを切り替えるオートマチックハイビーム[AHB]は当たり前ですが、
アダプティブハイビームシステム[AHS]では部分的にハイビームに切り替えてくれます。
※アダプティブハイビームシステム[AHS]は4眼LEDヘッドランプのみの機能です。
歩行者や車を感知し、避けたり減速
正式名称
プロアクティブドライビングアシスト[PDA]
更に!
前方のカーブに対して進入速度が速いと感知した場合、
アクセルOFFに応じて自動的に減速もしてくれますよ✨
名前の通りプロドライビングやな✨
うっかり出遅れを教えてくれる
正式名称
発進遅れ告知機能[TMN]
交差点で信号が赤から青に変わった時や、、
先行車発進時の「うっかり出遅れ」をブザー&マルチインフォメーションディスプレイ表示でお知らせします。
更に!
信号が赤から青に変わったときの「うっかり出遅れ」も表示とブザーで教えてくれます✨
降車時にドア開けても大丈夫か教えてくれる
正式名称
安心降車アシスト[SEA]
降車時の危険をお知らせ。
降車時、ブラインドスポットモニター[BSM]のセンサーを活用し、
後方からの自転車を含む接近車両などを検知。
降車時、開放後のドア、もしくは降車した乗員と衝突する可能性があるとシステムが判断した場合、
ドアミラー内のインジケーターを点灯させ注意を促します。
また、ドアを開けようとした場合は、ブザー、ドアミラー内のインジケーターの点滅、メーターの表示、音声通知で乗員に告知します。
https://toyota.jp/crown/
小さいお子さんがいるご家庭や、
とっさの時に絶対役に立つ装備です✨
メーターに目線を下げなくても情報が分かるモニター
正式名称
カラーヘッドアップディスプレイ
信号の待ち時間を教えてくれたり、交差点内の情報を通知
正式名称
ITS(インテリジェント・トランスポート・システム)コネクト
主な機能
・交差点右折時、死角の対向車や右折先の歩行者を検知。
・赤信号の見落とし防止をサポート。
・赤信号の待ち時間目安をお知らせ。
・交差点進入時、死角の接近車両を検知。
・接近する救急車の存在をお知らせ。
・通信により先行車とのスムーズな追従走行を実現。
・交差点右折時、死角の対向車を検知。
すごいやんこの機能!
ひとつだけ難点というか、デメリットというか・・・
これ、ITSのシステムに対応した道路じゃないと作動しないねん💦
※2022年6月現在で、
宮城県・茨城県・埼玉県・東京都・神奈川県・愛知県・大阪府・広島県・福岡県のみ対応
万一の際に歩行者への衝撃を緩和してくれる
正式名称
ポップアップフード(予防連携機能付)
歩行者との万一の衝突時、フード後方を瞬時に持ち上げフード下の空間を広げることで、
歩行者の頭部への衝撃を緩和します。
また、プリクラッシュセーフティが歩行者や自転車運転者と衝突する可能性が高いと判断した場合、
ポップアップフード作動の準備を行う予防連携機能も備えています。
https://toyota.jp/crown/
日常では交通事故の加害者になる可能性が大いにあります!
本当に万一の場合・・・大事な機能だと思います!!
駐停車で使える機能
車両前後の静止物を検知して自動でブレーキ
正式名称
パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)
これはもう必須機能ですね✨
車が透けて地面が見えるバックカメラ
正式名称
パノラミックビューモニター(床下透過表示機能付)
これどうなってんねん?
車の下にカメラ付いとるんか?
そんな訳ないw
要は車が通った場所をカメラが記憶していて、
それを表示しているようなイメージやな!
車両を上から見たような映像をディスプレイオーディオ画面に表示。
運転席からの目視だけでは見にくい、車両周辺の状況をリアルタイムでしっかり確認できます。
さらにクルマを透かして外を見る
ような映像で周辺を確認できるシースルービューや、車両を後ろ上
方から見たような映像を表示し、車両側方の安全確認ができるサイドクリアランスビュー、
狭い道での接触回避を確認できるコーナリングビューも採用。
パノラミックビューモニター表示中に車両周辺の移動物を検知すると、
ブザーと表示により、ドライバーに注意を喚起します。
また、クリアな視界を保つため、バックカメラには洗浄機能が付いています。
https://toyota.jp/crown/
後退時に接近する車両や人を感知して自動ブレーキ
正式名称
パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)
パーキングサポートブレーキ(後方歩行者)
バックの際に、歩行者でも止まってくれるのは助かります💦
シフト操作を間違えた時に速度を抑制
正式名称
ドライブスタートコントロール
これも結構当たり前の装置ですが、非常に有意義な装置です。
老若男女関わらず、とっさの時は思ってもみない行動をしてしまいます💦
高速道路・自動車専用道路のみで使える機能
進化した追従走行
高速域での走行中も、スムーズな車線変更をサポート。
以前の30系アル・ヴェルでは3段階の車間距離設定だったのが、
今回から4段階になったのも意外と便利でした♪
2台前の車まで検知
高速道路の渋滞時の運転負荷を大幅軽減
レーダーとカメラの検知範囲が拡大され、
優れた認識性能が確保出来ました!
追従走行時のカーブで自動減速
カーブを検知し、スムーズに曲がれるように減速。
これ!すごく安心できます✨
今までは仮に100kmで設定していたとすると、
その速度でカーブに入ろうとしていたので怖かったです💦
追従走行時は半自動運転
正式名称
レーントレーシングアシスト[LTA]
車線の中央を走行するために必要なステアリング操作の一部を支援。
車線が見えない場合や見えにくい場合は、
前方の車を追従して走行してくれます!
ハンドルからは手を離してはいけませんが、
実感ではほとんど半自動運転です✨
ドライバーの異常を教えてくれる
救命・救護をサポート。
レーントレーシングアシスト[LTA]制御中にドライバーの無操作状態が継続している場合、
またはアドバンスト ドライブ(渋滞時支援)使用中にドライバー異常を検知した場合、
音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促すほか、
ハザード・ホーン・ストップランプで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、
自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援します。
停車後は、ドア解錠やヘルプネット®自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救命・救護に寄与します。
https://toyota.jp/crown/
車線変更の時に死角方向に来ている車を教えてくれる
正式名称
▶ブラインドスポットモニター[BSM]/後方車両への接近警報
車線変更時の危険をお知らせ。
走行中、ドアミラーでは確認しにくい後側方エリアに存在する車両に加えて、
隣接する車線の最大約60m後方までモニターし、急接近してくる車両も検知します。
車両を検知するとドアミラー内のインジケーターが点灯、
車両を検知した状態でウインカーを操作するとインジケーターが点滅し、より注意を喚起します。
また、後方車両から衝突される可能性が高いと判断した場合、ハザードランプを高速点滅させて、
後方車両に注意喚起する機能(後方車両への接近警報)も搭載しています。
https://toyota.jp/crown/
RSグレードのみ選択可能な安全装備
駐停車で使える機能
スイッチ一つで自動駐車&スマホで無人操作
正式名称
トヨタチームメイト【アドバンスト パーク】
この自動駐車機能も昔に比べるとかなり進化しましたが、
更に近未来なのが、
スマホで無人の車を遠隔操作が可能です!
これは近未来やな!
最初はちょっと戸惑いそう💦
側面も対応!駐車時にぶつかりそうになったら停止
正式名称
パーキングサポートブレーキ(周囲静止物)
車両周囲の静止物を検知して、衝突被害の軽減に寄与。
前後は当たり前ですが、
側面も反応してくれますので、
ナナメ方向に出る時なんかも安心です✨
一般道で使える機能
とっさの時、ステアリングを支援してくれる
正式名称
緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)
操舵回避をサポート。
交差点で左右から来る車を通知&自動でブレーキ
正式名称
フロントクロストラフィックアラート[FCTA]
出会い頭の事故防止をサポート。
高速道路・自動車専用道路のみで使える機能
渋滞時は自動運転
正式名称
トヨタチームメイト【アドバンスドライブ(渋滞時支援)】
高速道路や自動車専用道路の渋滞時(0km/h~約40km/h)において、レーダークルーズコントロールおよびレーントレーシングアシスト作動中に限る
渋滞時はドライバーの操作無しで再発進するというスグレモノです!
ドライバーの異常を感知し減速、停車
救命・救護をサポート。
全車ドライバー異常時対応システムは装備されておりますが、
RSグレード(ドライバーモニターカメラ付き車)では、
ドライバーの異常を感知した後、自動で減速し停車までやってくれます✨
これは特に年配の人には嬉しい安全機能やな!
ウインカー出すと半自動で車線変更
正式名称
レーンチェンジアシスト[LCA]
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まとめ
ご自身のお車にはどこまでの安全装置が付いてましたか?
私も今回購入したクラウンは最新の車種だった訳ですが、
カタログを十分に見た筈なのに、
実際に実物が納車されてみて初めて知ったり理解した機能が多々ありました。
車屋、特に新車を最前線で売っている営業マンでもよく分かっていないぐらいですから、
一般の方が熟知するまでには相当の時間が要すると思います。
新しい車を買う事が正解ではありませんが、
少し歳をとったせいか安心して運転できると思いました✨
もう一台の車はブォンブォン言うとるけどな(# ゚Д゚)
あんま飛ばすなよ!
あ、はい・・・💦
最後に!
どうしても皆様にお伝えしたい事があります!
昔で言う「クラウンアスリート」は「クロスオーバーRS」、
「クラウンロイヤル」は「クロオーバーGやX」と大きく2分できるのですが、
この記事を書いていてあれ?と思う事が多々ありました・・・
それは、
スポーツグレードである「クロスオーバーRS」の方が安全装置が充実しているという事です。
値段が高い方を買った方がいっぱい付いてくんのは当たり前のハナシちゃうか?
そうやけど・・・
昔からのクラウンファンの飛ばさないお爺ちゃんは、
ハイパワーターボのRSは要らんやろ~
せめてGの上位にはRSと同じ安全装置を付けれるようにして欲しかったな・・・
一理あるわな・・・
グレードが最上級のクロスオーバーRSアドバンスとして、
安全装置のメーカーOPをフルで装備すると・・・
うっぷ💦
これにサンルーフやなんやつけたら700万越えか💦
すい平にはちょっとキツイなw
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