【旧型エクスプローラー】VS【新型スピードマスター】比較・レビュー「足るを知る」為に売るならどっち？

「足るを知る」という事

3年前に人生で初めて購入した機械式腕時計である【114270 エクスプローラー】です。

そして昨年、リューズに違和感を感じたのでオーバーホールに出したのでした。

過去にベゼルが回るロレックス【126600 シードゥエラー】を手放してしまったのが心残りだったのか、

オーバーホールに出すタイミングと受け取るタイミングを兼ねてロレックスマラソンをしてみたものの、

買える気配は一向に無く、

「ロレックスだけが腕時計では無い！」と思い、

オメガの新作である【310.30.42.50.01.001 スピードマスター】を購入して今に至ります。

これでロレックスとオメガの代表的モデルとも言われる2本を所有したのですが、

【114270 エクスプローラー】がオーバーホールが完了して手元に戻ってくると、

どちらの腕時計もビジネスとカジュアルに使用できる腕時計なので、

出かける際に「どっちを着けようか？」非常に悩むことになりました。

理由はそれぞれ後述しますが、

最近ハマっている ”足るを知る” という言葉があります。

私は腕時計のコレクターでもありませんので、

日々の生活に使う最低限の腕時計があればと考えます。

腕時計に例えると、

アウトドアや大掃除など傷がついても大丈夫なGショックが1本と、

仕事やフォーマルな場所で着ける高級腕時計が1本、

あとは冠婚葬祭にもう1本あれば十分だと考えます。

ROLEX ”114270” EXPLORER

装着感（〇）

なんといってもこの時計の醍醐味は装着感です。

軽いのは最強の武器だと言いますが、

小さくて軽いので腕が痛くなったり、だるくなったりは殆どありません。

サイズ感（▲）

ベゼル（淵の部分）が薄く視認性の高い文字盤の見え方もあって、

ケース径36mmと言えど存在感の有るエクワンです。

そんなエクワンも、マックスむくんだ状態の腕に載せると、

腕が細めの私でも小さく感じます。

また、私は身長177cm・体重80kgと大柄なので更に小さく見えると思います。

高級感（○）

エクワンは、ロレックスのスポーツモデルの中でも入門機とされますが、

入門機とは思えない秀逸な作りです。

光沢感の有る文字盤、針やインデックスのホワイトゴールドの光沢感や、

ステンレス部分のヘアラインとポリッシュの仕上げ具合等、

私のように最近になって腕時計にハマった者でも違いが解るレベルだと思います。

夜光塗料の光り方（▲）

2007～2008年の製造の時計なので、

かれこれ15年程度経っておりますが夜光塗料であるルミノバはまだまだしっかり光ってくれるものの、

はやり3・6・9のアラビア数字が光らないのは個人的には残念です。

光らないなら全部光らなくて良い感じがします。

年数が経っているせいか夜光が光らなくなるまでが早い感じもします。

OMEGA ”310.30.42.50.01.001”
SPEEDMASTER MOONWATCH PROFESSIONAL

スピマスプロに関しては詳しく書いた記事があります。

エクワンと比較すると、スピマスプロは、

装着感（△）・サイズ感（○）・高級感（△）・夜光塗料の光り方（〇）

といったところでしょうか

どちらを手放すか？

2本を並べて比較

同じ黒の文字盤でもマットブラックに近いスピマスプロと、

比べて光沢感のあるエクワンですが、

文字盤に段差のあるステップダイアルとプラ風防の歪んだ見え方が好きなので

文字盤はスピマスプロに1ポイントです。

ただの3針の時間だけが分かる自動巻きであるエクワンと、

ストップウォッチが付いている手巻きであるスピマスプロ・・・

機械としてはスピマスプロに1ポイントです。

大きさはスピマスプロはリューズガードを入れての42mmなので、

ケース自体は40mmの筈なのに、その僅かな2mmが私の腕には少し大きく感じます。

比べてエクワンはやはり小ささは否めませんが、

やはり1日中着けていても疲れないサイズ感・重量・装着感はエクワンに1ポイントです。

夜光はエクワンの3・6・9だけが光らないのがどうも気になります。

比べスピマスは新しいのもありますが、

きっちり夜光が光るのでスピマスプロに1ポイントです。

新型スピマスプロのブレスレットは、

バックルにかけて細くなっていく形状で、

非常にデザイン性も高いと思われます。

しかし、ケース径が大きいせいか私はどうも装着感が悪く感じてしまいました。

見た目は良いのですがブレスレットは腕に密着する面積を一番占める部分ですので、

ブレスレットとしてはエクワンに1ポイントです。

スピマスプロの002モデルを選べば、ブレスレットに2本の光るポリッシュラインが入るので、

武骨な001モデルよりは光りますが、例え002モデルだとしても、

ステンレスの仕上げはエクワンの方が良いと思います。

ですので、

アクセサリーとしてはエクワンに1ポイントです。

結果発表！

リセールについて

リセールに関してですが、

エクワンを売れば少しプラスになるでしょう。

そしてスピマスを売れば少しマイナスになるでしょう。

ですので2本とも手放せば、結果お金を使わずに2本の腕時計を楽しめたという事になります

実は既にスピマスは・・・

隠す事でもないのでお伝えしますが、

ヤフオクに出品し8月の末に手放してしまいました。

出品しては消したりまた出品したりと「焦って売らなくても良い」、

「使いながら傷が入ったらその都度編集して出品ページを更新しながら売ればいい」

等と思っておりました。

そんな迷いに迷っていたのですが、

やっぱり欲しい方は居られるもので、落札されました💦

先ずは落札者様とのやりとりをご覧ください。

まさかの！

落札者様のお誕生日＝私がスピマスプロを購入した日（保証書の日付）

だったのです！

それで私のスピマスプロに運命を感じて頂けたようです。

思い出に残る腕時計を残したい

2年前に購入し、あまりの重さに耐えられず手放した【126600 シードウェラー】です。

日付けが見れる・潜水性能に優れるというそもそもな部分は置いておいて、

70時間リザーブ・青く光るクロマライト・工具無しでブレスが微調整出来る

というロレックスが今持てる技術を集結させた腕時計でした。

新しい物すきなミーハーな私ではありますが、

【126600 シードウェラー】を手放して一番悔いが残ったのは、

想い出がつまった腕時計だった事です。

1日に2往復して苦労して購入したエピソードや、

買った後に家族で食事をした想い出、

思い出の為に百万円以上する物を持っておくだけのコレクターでは無いので、

使用する事が無理と判断した時点で手放してしまいましたが、

その想いが詰まった物が無くなるのは、やはり悲しい気持ちです。

既に売却したスピマスも、今手持ちのエクワンも、

どちらも欲しいと思って何も苦労せずに購入した腕時計です。

特にエクワンは3年使っているので、

使った間の思い出はありますが、

私的にはシードのエピソードが衝撃的すぎてそれには及ばないのです・・・

年々、買いにくくなっているロレックスマラソンですが、

「2年前に本当に欲しかったロレックスは何だったのか？」をもう一度考え直して、

エクワンは次の1本を買うまでの腕時計にする！

と心に決めました。

ですので、

一生物と呼べる腕時計を購入出来た暁には、悔いなくエクワンを手放せる

と思いました。

続きはこちら！